雷部屋では随時、新弟子の募集をしています。
親方や先輩のもと心技体を鍛え、
一人前の力士を目指しませんか?
基本となる資格は、
“義務教育を修了した健康な男子”
であること。
ただし、三月場所新弟子検査受検者で、
中学校卒業見込者に限り、
原則、23歳以上は入門できませんが、
以下の場合は25歳未満まで入門可能です。
「自分の部屋を持って、弟子を育てたい」。親方からは常々、言霊のように言われてきました。そのたびに私の心は葛藤し、その思いとずっと戦ってきました。なぜならわが家には、まだまだ難しい時期の息子と娘がいるからです。子どもたちは生まれたときから良くも悪くも父である親方が主体の生活を送ってきたのですが、ようやく家族4人の安定した穏やかな生活を送れるようになっていました。その安定した日々が一変してしまうことを恐れていたのです。しかし親方の思いは強く、そしてなによりも子どもたちが新しい環境での暮らしを望み、受け入れてくれたことで、私も女将として今を必死に生きる道を選びました。
とはいえ、いきなり思春期の子どもたちを預かり、衣食住を共にし、一緒に成長していくのは容易なことではないだろうという思いはありました。ところが家族4人での暮らしよりも、今の大勢でにぎやかに過ごす日々のほうがずっと楽しいのです。私自身が驚くと同時に、故郷を離れて頑張る部屋の子どもたちの成長を、母として、女将として、全力で支えなければという思いを新たにしました。
ありがたいことに、私は何人もの母に支えられてきました。親方が現役を引退して雷を襲名する直前に亡くなった実の母、学生時代に育てていただき部屋を継承する直前に亡くなった母。そして今も、支えてくださっている義理の母や先代の母の愛情を感じて生きています。その母たちが私に共通して望むことは、親方を支えて相撲に携わることです。心が揺れ動く私に対して母たちが節目、節目で活を入れてくれたおかげで今があることを思えば、母たちの思いに応えることが恩返しに繋がるという思いでいます。
コロナ禍で帰省もままならない時期が続きましたが、今後は、休める時期には帰らせてあげたいと思います。親方自身も「自分も帰りたかったから、弟子たちの気持ちがよくわかる」と言っていますし、家族に会うことが日々の稽古の励みになるでしょう。
中学卒業後、すぐに相撲の道へ進みたいと本人が望んでも、お子様の引退後の長い人生を考えると、親御さんとしてはまず学歴を心配されることでしょう。現在の相撲協会には高校卒業資格の取得が可能な通信教育制度もあり、相撲と学業の両立が可能です。もちろん、高校までは親元で学業に励んでから相撲に専念するという道もあります。実際、私の息子は中学卒業後に雷部屋に入門して通信制の高校へ通うことも考えましたが、一度は親元を離れて成長したいという本人の希望で違う選択をしました。各々、生活環境が違いますのでしっかりお子様と話し合い、最善の道を選んでいただけたらと思います。私でよろしければいつでもご相談ください。
親方は、学生時代、現役時代から今に至るまで、真面目で真っ直ぐな人です。人生の半分以上を一緒に過ごしていますが、あらゆることに一生懸命に取り組む人です。ですから懸命に相撲道に精進した者には、親方も私もその後のことも含めて付き合う覚悟です。家族一丸となって命より大切なお子様をお預かりします。安心してお子様の成長を見守っていただけけたらと思います。 お時間がございましたら、いつでも子どもたちに会いに部屋に立ち寄って下さい。一度きりの人生、長いようで短い現役…雷部屋での生活を選択肢のひとつに考えていただければ幸いです。 ご縁がございますことを心より願っております。
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多くの皆さまのご入会をお待ちしております。
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